こんにちは。AMOSナビです!
今日はAMOS公式ショップスタッフの土屋が、Mリーグ公式サプライヤー大洋技研について紹介させていただきます!
みなさんが日々”使っている”、見る雀でいえば”目にしている”、麻雀卓。
その製造メーカーについて気にしたことはありますか?メーカーはいわば黒子のような存在であり、あまり意識したことがない方も多いと思いますが、知ってみれば面白い事実があったり、愛着が湧いたりすることもありますよね。
今回ご紹介するのが、Mリーグで活用されているAMOS REXXⅢを手がけている、ご家庭用の麻雀卓AMOS JPシリーズを手がけている、このAMOSナビを運営している、そして私土屋も所属している、、、
そんな大洋グループ(大洋技研)でございます。
大洋技研のことを知っていただき、商品をより好きになって、より信頼していただくきっかけになると大変嬉しく思います。
(本記事に掲載されている、金額・スペック等は2024年9月15日時点のものです)
大洋グループの麻雀事業の歴史
麻雀好きの方の中には「大洋技研」という名前を聞いたことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。まずはどんな歴史を持つ会社なのか振り返っていきます。
大洋技研という会社が誕生したのはすごく最近です。まずはその大洋グループの歴史からご紹介します。
大洋グループの創業(1954年)
1954年9月6日。輸出される服飾用”ボタン”の一貫生産工場として大洋化学株式会社が設立されたことが、歴史の始まりです。実は大洋化学の位置する和歌山県御坊市は、大正時代から長い間、ボタンの製造が盛んだった地域だそうです。
和歌山県御坊市に位置する大洋化学が原点
そう、麻雀関連のプロダクト開発から始まった会社というわけではないんです。
当時、ボタンに使われていた素材がユリア樹脂と呼ばれるものでした。ユリア樹脂とは尿素系の樹脂で適度に安価ながら材料特性としても丈夫、そして何より美しさが魅力です。実は現在でもプラスチックボタンとして主流なのは、ポリエステル製とこのユリア樹脂製です。
「ユリア製のボタン」は天然素材である水牛製のボタンを再現して市場化されたものです。一方、1955年にアメリカで開発された「ポリエステル製のボタン」は天然素材である貝製のボタンの光沢を表現したものです。
この”ボタン”というキーワードで、ピンときた方がいらっしゃるかもしれません。こちらの記事にヒントがあるので、合わせてご覧ください。
麻雀事業のきっかけ(1963年)
ボタン製造から歴史が始まって約10年。大洋化学では、そのノウハウを新たな領域に広げることを検討しました。
目を付けたのが麻雀牌製造への進出でした。碁石、将棋駒、サイコロなどでの実績があったことが縁となってのことだったそうです。
今でもサイコロや廉価版の碁石はユリア樹脂製です。
1963年から麻雀牌の開発に取り組み、翌1964年から製造開始することとなります。ちょうど麻雀ブームが訪れたと言われている1960年代半ば。当時の麻雀牌は竹製や象牙製のものが中心でした。最近ではあまり触れたことがない方も多いかもしれません。
現在製品化されている麻雀牌もユリア樹脂製
象牙製はゾウの牙や歯から採取される物質で、美しく加工も容易でとても魅力的な材料でした。竹製は主に牌の背中の部分が竹でできている麻雀牌のことを指しており、滑りにくいことが特徴的。初心者でも扱いやすい素材でした。
しかしながら、これらの「天然素材」を活用した麻雀牌は以下の3つの課題がありました。
① 傷がつきやすいこと
② 大量生産が難しいこと
③ 牌の竹の目など、ひとつひとつにわずかな差が生まれ、ガン牌と呼ばれるイカサマが可能であったこと
まずは自社の持つ技術力を活かして、麻雀牌の常識を塗り替えていきました!
全自動麻雀卓の開発に成功(1988年)
真ん中にあるのが初代全自動麻雀卓AMOS GABIN
AMOSアンバサダーとしてご活躍されている日向藍子さん(渋谷ABEMAS・最高位戦日本プロ麻雀協会)をはじめ、ゲストとして柚花ゆうりさん(日本プロ麻雀協会)、白田みおさん(RMU)が大洋技研の麻雀ミュージアムを訪れてくださっています。
3人のプロの皆さんもAMOS GABINは見慣れない模様
動画中にも触れられていますが、AMOS GABINはプラスチックで木枠の雰囲気を再現しており、独特のクラシカルなデザインが魅力的です。また中央にはエラー警告のブザーも設置されておりました。
すでに全自動麻雀卓は存在はしていましたが、大洋化学の強みを活かしたプラスチック枠のデザインは、とても好評をいただいていたとのことです。
実は多様な事業展開
この辺で少しこぼれ話も!この記事を検索してくださっている方の多くは、「大洋グループといえば麻雀!」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、麻雀用品も手掛けている”大洋グループ”は幅広い事業に取り組んでおります!その中のひとつがリサイクル事業です。私たちは実はペットボトルのリサイクル方法」を20年以上研究しており、サステイナブルな食器の開発なども行っております。
またもっと意外な例で言えば、初心者や体力に自信がなくても”農業”を始められる手段として、水耕栽培 Lino Farm(リノ・ファーム)の開発も手掛けております。
このように長く培ってきた技術を元に、麻雀関連だけでなく様々なフィールドでサービスを展開しております!
現在の麻雀事業
話は戻りまして、大洋グループは1988年のAMOS GABINからも長い歴史を経ていくつかの機種がリリースされ、2014年に大洋技研株式会社が設立されます。
この大洋技研が現在の麻雀製品製造を担っております。
麻雀製品事業
大洋技研(大洋グループ)の代名詞でもある麻雀事業。長年に亘り国内シェアNo1を走り続けています。現在の主な商品をご紹介します。
家庭用麻雀卓
現在、家庭用麻雀卓としてはAMOS JPシリーズとして3種類の機種をご提供しております。点数表示機能はないものの、10万円台から購入可能なAMOS JP2の座卓兼用タイプ、折りたたみタイプ。そして最新機種であり、表示画面がカラーでより便利になったAMOS JP-EX COLORの座卓兼用タイプ、折りたたみタイプが挙げられます。
ご家庭用ならではの折りたたみタイプという便利な機能にはぜひご注目ください。
業務用麻雀卓
大洋技研では業務用麻雀卓の開発も手がけており、その最新の機種がMリーグでも利用されているAMOS REXXⅢです。
AMOS REXXⅢの代表的な機能は「上下整列機能」です。全自動で配牌されるだけでなく、その上下が揃うという非常に便利な機能です。これによりスムーズな試合展開が可能となり、放送対局でも大活躍!
麻雀牌、点棒
大洋技研ではこれまで説明したような”ユリア樹脂製の麻雀牌”をさまざまな付属品とセットで販売しております。世の中で最も普及しているユリア樹脂性の麻雀牌に触り慣れておくことで、普段の麻雀プレイも安定することと思います。ぜひご家庭にワンセットのご検討を!
麻雀牌 AMOS COMPLETE GEAR(アモスコンプリートギア)
全自動雀卓AMOSシリーズの歴史については、 以下の記事でも詳しく解説してますのでこちらもご覧ください。
麻雀教室事業
最後に、実は大洋技研では、麻雀教室事業も運営しています。麻雀牌や全自動麻雀卓を作るようなプロダクト開発だけではなく、それらを使って楽しんで麻雀をプレイしていただくためのご支援も大切な仕事のひとつです。
現在は「新橋まーじゃんスクール雀笑家(日本健康麻将協会加盟店) 」にて、初心者から上級者まで分け隔てなく楽しんでいただける環境をご提供しております。
RMU所属の山田 田プロの指導の元で麻雀ライフをご支援します。最新の全自動卓を備えた抜群の環境での快適なプレイをお楽しみください。
なんとなんと、入会金・登録料は無料です・・・!点数計算ができない方も、もっと上を目指したいという方もぜひいらしてください。
コース内容や料金表などの詳細はこちら
まとめ
いかがでしたか?
Mリーグ公式サプライヤーでは、実は大洋技研はまずはボタン製造からその歴史が始まっていたのです。
1950年台にユリア樹脂製のボタンを製造したことをきっかけに、1960年台の麻雀ブームに合わせて麻雀牌の製造に参入。そして事業の多角化を進める中で1980年台に全自動麻雀卓AMOS GABINの販売開始、という歴史がありました。
そして現在も長年に亘り国内シェアNo1として、麻雀卓や麻雀牌の販売を手がけているのです。シェアNo1企業としての信頼感だけでなく、きめ細やかなお客様へのご対応も強みです。
AMOSナビは、皆さんの快適な麻雀ライフを応援しております。