Mリーグで使われている麻雀用品って？公式サプライヤーの大洋技研が解説！

こんにちは。AMOSナビです！

みなさん、Mリーグはご覧になっていらっしゃいますでしょうか？

きっとみなさんもご存じ！Mリーグは麻雀のプロスポーツ化を掲げて2018年に発足した競技麻雀のナショナルプロリーグです。Mリーグの発足以来、これまでとは違ったイメージの”麻雀”で新たに麻雀を好きになった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか？

そんなMリーグでは最先端の機種が導入され、それが楽しい放送対局を支えているんです！

例えば、、、

こんな風に上下がきれいに揃った配牌。

たくさんの人が見る放送対局、よりスピード感ある試合を実現するために、Mリーグでは上下整列機能のある全自動麻雀卓を利用されているということをご存知の方も多いのではないでしょうか？

そんな全自動麻雀卓。実はMリーグ公式サプライヤーでもある、私たち大洋技研が開発しております！！

Mリーグで使われている麻雀卓（アモスレックス３）

上述させていただいたような自動配牌時に上下整列機能のある麻雀卓、それがAMOS REXXⅢ（アモスレックス3）という機種です。この機種の最大の特徴が「上下整列によるスピーディさ」と「攪拌率の改善による更なるフェアさ」です。まさに競技麻雀の配信にうってつけと言えるかもしれません。

上下整列機能へのMリーガーの声

早速ですが、上下整列機能のあるこのアモスレックス3は、Mリーグ2020から使用されており、2022年の10月にはこんな動画も紹介されています！

朝倉プロ（元 U-NEXT Pirates）からは、
・字牌や萬子の認識の速度がスピードアップする
・上下が揃っていることは視聴者にとても非常に優しい

堀プロ（KADOKAWAサクラナイツ）からは、
・理牌に慣れていないので率直に助かる

丸山プロ（元 赤坂ドリブンズ）からは、
・麻雀を始めたばかりの人にとってスムーズに打てる

とそれぞれコメントを頂いております！共通して、打ち手にとっても視聴者にとっても優しい機能だとしてご好評いただいて、今日でもMリーグにて採用されております。

もちろんこういった機能は麻雀を始めたばかりの初心者の方にとっても優しい機能ですので、触れる機会があれば堪能してみてくださいね！

より身近な家庭用麻雀卓も！

上下整列機能の仕組み

しかし、ふと考えたら上下整列機能ってどうやって向きを判定しているんだろう？と思いませんか？詳しくは以下の記事でご紹介しています！

実は先ほど紹介した動画の中でも、卓の内部構造についてご紹介しております。

少しこちらでも紹介させていただきますと、麻雀卓の内部ではこんなことが起こってるんです・・・！

ドラムに溜まった牌から、磁力を使って吸い上げられたひとつずつの牌がレーン上をすーっと登っていくのですが、、、

向きが正しい場合はこのようにレーンを通過して卓上の方まで吸い上げられていきます。

しかし、上下が誤っている場合はこちらにあるように、払い除けられる形になり、”築牌”されません。こうなると再びドラムに戻り攪拌されながら、次に吸い上げられるタイミングを待つ形になります。

この上下の判定。開発当初は画像認識の活用なども検討されていたそうなんですが、様々な試行錯誤の末にシンプルな方法で実現しました。

その方法とは、牌の内部の磁石の位置をずらすことでした。牌を吸い上げる際に磁石を活用しているのですが、牌内部の磁石の位置をずらすことで、牌の向きを物理的に判定することが可能になったのです。

攪拌率の改善

そして、この牌の上下整列機能はもう一つの良い効果も生みました。

それが攪拌率の改善です！麻雀というゲームを限りなくフェアなものにする上では「よく牌を混ぜること」が重要です。

しかし、麻雀は牌を揃えるゲームなわけですから、局が終了し牌をドラムに放り込む際に一定の偏り（要するに揃ったセットごとが固まっている）が生じてしまいます。

そのため、内部である程度かき混ぜたとしても、偏りの解消には限界もあります。

そこで先ほどの上下整列機能が効果を発揮します！
レーンに吸い上げられた牌は確率的には1/2が逆向きなので、1/2の確率でもう一度ドラムに戻ることになります。しっかりドラムで混ぜるだけでなく、このように一度吸い上げた牌を一定確率で戻す機能が加わることで、大幅に攪拌率が向上しました！

これらの機能によって、よりスピーディなだけでなく、究極までフェアなゲームが実現できます！このように、こだわり抜いた全自動麻雀卓が競技としての麻雀を作り上げる一端を担っているのです。

その他の注目機能（点棒収納システム）

もう一つ、とてもユニークな機能を紹介させていただきます。それがこの点棒収納システム「ポケット」です。

もうこちらのご説明を見たままですが、プレイヤの手元の壁面に穴が空いており、こちらに点棒を流し込むことによって、自動的に点棒が収納されます！

このような形でもよりスピーディなゲーム回しを可能にするための機能を備えています。

Mリーグで使われている牌（抗菌牌）

麻雀卓の最大の特徴について、ここまで詳しく説明して参りましたが、麻雀牌についてもこだわりがありますので、少しだけ説明いたします。

その特徴がこちらにある「抗菌牌」です。

この抗菌牌には「抗菌材料」が添加されております。それによって、菌の更なる繁殖を抑えることが可能になっております。通常の牌だと放っておくことで菌が増殖してしまいますが、こちらの牌では菌の増殖を抑制することができるんです。

思えば2019年12月から世の中はコロナ禍に包まれました。そんな社会情勢も背景としながら、たくさんの人が素手で触る麻雀牌にこのような衛生面に配慮した新規機能が導入されました！

ただし、もしみなさんが抗菌牌を手に入れたからといって、牌の掃除をしなくても良いわけではありません。

ぜひ牌は日々しっかりと掃除していただきたく、以下の記事もご参考に、牌のメンテナンスにも励んでくださいね！

高機能な家庭用全自動麻雀卓も

これまで説明してきた、Mリーグでも採用されているアモスレックス3。ぜひ体感してみたい！と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか！

もちろんアモスレックス3が導入されている麻雀店に足を運んでいただくというのがひとつの方法です！しかし、麻雀店に行く習慣がない方もいらっしゃるかもしれません。

実はこちら、業務用の機種ではありますが一般にも購入可能なんです。

このアモスレックス3は80万円台〜ではございますが、各種販売サイトにて購入可能です！（ぜひ検索してみてください！）

とはいえ、さすがにご家庭で手に入れるには簡単に手に入るお値段ではない・・・そんな時におすすめの機種はこちらです。

全自動麻雀卓AMOS JP2、AMOS JP-EX COLOR

機能を抑えて比較的購入しやすい全自動麻雀卓AMOS JP2
ご家庭向けのハイスペックな全自動麻雀卓AMOS JP-EX COLOR

	自動山積機能	点数表示機能	値段
AMOS JP2(座卓兼用)	あり	なし	159,500円(税込)
AMOS JP2(折りたたみ)	あり	なし	159,500円(税込)
AMOS JP-EX COLOR(座卓兼用)	あり	あり(液晶)	253,000円(税込)
AMOS JP-EX COLOR(折りたたみ)	あり	あり(液晶)	253,000円(税込)

いずれの機種でも残念ながら「自動配牌機能および上下整列機能」はございません。しかししっかり山を自動で積んでくれたり、 AMOS JP-EX COLORであれば点数表示機能もある本格派の全自動麻雀卓です！

AMOS JP2はとてもシンプルな構造で、最もお手頃に手に入る全自動麻雀卓としてご好評いただいております。

詳しくは以下の記事でも紹介しております！

AMOS JP-EX COLORはAMOS JP2に比べて点数表示機能があるために一段と本格的で、より初心者の方にとっても扱いやすい麻雀卓となっております。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は、Mリーグ公式サプライヤーの大洋技研が、Mリーグにて採用されている麻雀卓と麻雀牌についてご紹介させていただきました！

Mリーグでは最先端機種であるアモスレックス3が導入されております。その最大の特徴は自動配牌時の上下整列機能です！

内部の機構の工夫によって実現したこの機能によって、試合のスピーディさだけでなく、より良く混ざることで更なるフェアな試合を作り上げることに繋がっています。

このアモスレックス3は購入可能ではありますが、もっとお手軽に購入可能なご家庭向け全自動麻雀卓としては以下の２機種が挙げられます。

機能を抑えて比較的購入しやすい全自動麻雀卓AMOS JP2
ご家庭向けのハイスペックな全自動麻雀卓AMOS JP-EX COLOR

いずれも自動配牌機能こそないものの、自動山積み機能や点数表示機能(JP-EX COLORのみ)があり、とても快適で本格的なプレイがご家庭でも楽しめることと思います！