場風と自風についてわかりやすく解説!

コラム

こんにちは、AMOSナビです!
今回は麻雀の場風と自風についてわかりやすく解説します!

1.風牌とは

まずはじめに、麻雀を構成する字牌は、「風牌」と「三元牌」の2種類に分かれます。
風牌(フォンパイ)とは「東(トン)」「南(ナン)」「西(シャー)」「北(ペー)」の4種類の牌のことです。
[東][南][西][北]

三元牌には「白」、「發」、「中」の3種類があります。
[白][発][中]

三元牌はいつでもどのプレイヤーにとっても役牌なので、いつでも3つ揃えると役になります。
これに対して、風牌は「場風」と「自風」に応じて、役牌となるかどうかが変わります。
場風と自風を理解することで、より深い麻雀の魅力を味わうことができます。
では、「場風」と「自風」とは何か解説していきましょう。

2. 場風とは

麻雀における「場風」とは、その局の進行状況を示す要素を指します。
各プレイヤーそれぞれが1回目の親番を行っている時は「東場」、2回目の親番を行っている時は「南場」となります。
東〇局であれば「東」が場風、南〇局であれば「南」が場風です。
場風牌はすべてのプレイヤーにとって役牌として機能し、3つ揃えることで一翻役となります。
西入を採用しているルールでは「西」が西場の場風牌となります。

3. 自風とは

麻雀における「自風」とは、各プレイヤーがその局において持つ特定の風を指します。
東家であれば「東」、南家であれば「南」、西家であれば「西」、北家であれば「北」が自風となります。自風牌は役牌として機能し、3つ揃えることで一翻役となります。
この自風はゲーム開始時に起家を基準として東家、南家、西家、北家と反時計回りに割り当てられます。自風はその局が終わるごとに反時計回りに移動します。風が反時計回りに移動することの説明

4. ダブ東/ダブ南とは

ダブ東/ダブ南とは、現在の局における場風牌と自風牌のどちらにも該当する風牌を指します。
3つ揃えることで二翻役として機能します。
具体的には東場の東家のときの東がダブ東で、南場の南家のときの南がダブ南です。
ダブ東/ダブ南は連風牌とも呼ばれています。

5.オタ風とは

オタ風とは、現在の局における場風牌と自風牌のどちらにも該当しない風牌を指します。
オタ風は客風牌(コーフォンパイ)とも呼ばれています。

オタ風は3つ揃えても役にはならないので注意しましょう!

6.なぜ順番が「東南西北」なの?

方角の順番に関しては、日常生活では「東西南北」と言うことが多いかもしれませんが、麻雀においては「東南西北」という異なる順番で風が配置されます。
この順序が採用された理由にはいくつかの説があります。

象徴説

想起されるイメージの良さの順番で決められたという説が象徴説です。
「東」は太陽が昇る方向であり、新しい始まりや希望を象徴することから、非常に肯定的な意味合いを持ち、尊ばれる方角とされています。
続く「南」は、温かく快適な気候を意味し、繁栄や幸福の象徴とされます。
「西」は太陽が沈む方向であり、一日の終わりや休息を意味しますが、「東」や「南」ほど肯定的ではないとされます。
「北」は寒さや暗さ、困難を象徴し、最も厳しいイメージの方角とされています。

季節説

五行説に基づく別の解釈では、方角が季節と結びつけられています。
具体的には「東」が春、「南」が夏、「西」が秋、「北」が冬に対応します。
この季節の順序に沿った流れから、「東南西北」という順番が取られたという説もあります。

口語説

「トンナンシーベイ」という発音が口語的に言いやすいため、この順番が広まったという説もあります。ただし、この説は麻雀が広まった時の主要言語や、東南西北の読み方が何千年もの間変化してきたことを考慮すると、信頼性については明言できません。

どの説も興味深いですね!
何気なく普段使っている用語にも文化や歴史が深く根ざしているのかもしれません。

7. まとめ

今回は場風と自風について解説し、なぜ東南西北の順番なのかという説についてもご紹介しました!
場風は局の進行を表し、すべてのプレイヤーに影響を及ぼす共通の風です。
一方、自風は個々のプレイヤーに割り当てられた風であり、戦略を構築する上で重要な要素となります。
役として機能する風牌を戦略に組み込んで、より麻雀を楽しんでくださいね!

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