聴牌とその後の打ち方(リーチ、ダマテン、聴牌外し)についてわかりやすく解説

コラム

こんにちは!AMOSナビです。

麻雀は、戦略と技術が深く関わるゲームです。特に重要なのが「聴牌」とその後の打ち方。今回は、この聴牌という状態と、それに続くさまざまな選択肢について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

聴牌(テンパイ)とは

麻雀における「聴牌」とは、プレイヤーが最後の一枚を待つだけの状態を指します。これは、プレイヤーがあと一枚の牌をツモるか、他のプレイヤーが捨てることで和了(アガリ)に到達できる状況です。聴牌に到達するためには、牌の組み合わせと、待ち枚数の計算が重要となります。これは、単に牌を集めるだけでなく、どの牌を捨てるか、どの牌を待つかという戦略的判断を必要とする、麻雀の醍醐味の一つです。

待ちの種類と強さの序列

聴牌状態での待ちの種類は、待ち枚数とその柔軟性によって異なる戦略を必要とします。

両面待ち(リャンメン)

両面待ちは2種類の牌を待つことができ、最大8枚待ちになります。これは、連続する二つの数牌で、その両端の牌を待つ形で、和了の可能性が高い強力な待ちです。
例:[④][⑤] ・・・ [③][⑥]の待ち

辺張待ち(ペンチャン)

辺張待ちは1種類の牌で最大4枚待ちになります。数牌の1-2または8-9の組み合わせで、両端の牌を待つ形です。
例:[一][二] ・・・ [三]の待ち

嵌張待ち(カンチャン)

嵌張待ちも1種類の牌で最大4枚待ちになります。数牌の間に空いた一つのスペースを埋める牌を待つ形で、カンチャンは両面になる手替わりがあるため、ペンチャンよりも強いとされます。
例:[3][5] ・・・ [4]の待ち
[2]または[6]を引くと両面待ちに変化する)

単騎待ち

単騎待ちは1種類の牌で最大3枚待ちになります。同じ牌を一枚だけ待つ形で、柔軟な選択肢を提供します。
待ちの種類に応じて待ち枚数が異なり、それによって和了の可能性が変わります。

聴牌後の選択

聴牌に到達した後の戦略的選択は、ゲームの状況や手牌の状態、相手の動きに応じて様々です。主な選択肢としては、「リーチを宣言する」、「ダマ(ヤミテン)で進行する」、「聴牌を外す」という方法があります。

リーチの宣言

リーチは、聴牌状態で積極的に和了を目指す戦略です。リーチを宣言すると、他のプレイヤーにプレッシャーを与え、ツモまたは出アガりを待つことになります。しかし、リーチ後は手牌を変更できないため、慎重な判断が必要です。

ダマテン(ヤミテン)で進行する

ダマテン(ヤミテン)とは、聴牌状態でリーチを宣言せずに静かに和了を狙う戦略です。これにより、相手に聴牌状態を知られずに、和了を目指すことができます。特に、手牌が高得点である場合や、リーチを宣言することがリスクとなる場合に有効です。

聴牌を外す

聴牌を外すという選択は、守備的な場面でのリスク管理だけでなく、より高い得点や好形の手を目指す攻撃的な意味合いでも行われます。この選択は、相手がリーチを宣言している場合や、自分の手牌の和了が困難と判断したときに、聴牌を解除して別の手を狙うことを意味します。
これらの選択肢は、麻雀の状況に応じて柔軟に選択することが重要です。プレイヤーは、自分の手牌と卓上の状況を常に見極め、最適な戦略を選ぶ必要があります。

聴牌後の判断のコツ

聴牌後の適切な選択を行うためには、以下のような細かい要素を総合的に考慮する必要があります。

待ちの枚数を数える

待ち枚数が少ない(2枚以下など)場合、リーチはリスクが高くなります。逆に、多くの牌を待てる場合はリーチを宣言する価値が高まります。

役の有無を確認する

ダマテン(ヤミテン)でも、役があれば出アガりすることが可能です。反対に役がない場合は、積極的にリーチを検討することが増えるでしょう。

点数状況を考慮する

全体の点数状況を見て、リスクを取るかどうかを判断します。リードしている場合は安全なプレイを、追いかけている場合は積極的なリーチを検討します。

リーチによる打点上昇率を考慮する

リーチを宣言することで得られる打点の上昇を評価します。一翻は1000点、二翻は2000点、三翻は4000点、四翻8000と四翻までは倍々で上昇し、五翻以降は打点上昇率が下がります。四翻までの打点上昇率が高いため、リーチにより、ツモや偶然役(一発裏ドラ)ともう一役(ドラやタンヤオなど)を含めた四翻の手を目指すのが一般的なセオリーです。

聴牌を外した場合の受け入れ枚数と打点上昇を考える

聴牌を外してより高い手を目指す場合、その手の受け入れ枚数や打点上昇の可能性を総合的に考慮します。巡目とのバランスを考えながら、聴牌を外す価値があるかを判断することが重要です。

麻雀においては、これらのポイントを考慮することが、より戦略的で効果的なプレイにつながります。特に聴牌後の判断は、手牌の内容だけでなく、ゲーム全体の流れや他プレイヤーの動きを見極めることが求められます。

まとめ

麻雀は深い戦略と技術が求められるゲームです。聴牌に至る過程、待ちの種類とその強さの序列、そして聴牌後の選択肢とそれらを選ぶ際のコツを押さえることで、麻雀はさらに楽しく、かつ奥深いゲームになります。

特に、聴牌後の各選択肢は、点数状況、手牌の状態、相手の動きなど様々な要因を考慮し、戦略的に選択することが重要です。麻雀は経験を積むことで、その魅力をより深く味わうことができるゲームです。今回の知識を活かして、麻雀の楽しさをさらに広げていただければ幸いです。

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